


高性能低価格が売りのGoogleスマートフォン
高い性能を誇りユーザー人気の高いGoogle Pixelシリーズ。
Google社は2021年の10月、新たにシリーズ6作目を発売開始しました。

展開モデルはGoogle Pixel6と同時発売のProで、今回ご紹介するPixel6は無印と思えないハイスペック機種に仕上がっています。
まずカメラの性能が非常に高く、話題の機能「消しゴムマジック」が編集モードに追加されました。また4K撮影対応なことに加えてデュアルの広角レンズで引きの写真も綺麗に撮影ができます。
またプロセッサにはGoogleが独自開発したGoogle Tensorが今シリーズから初めて搭載され、処理能力が高い快適な使用感があります。リフレッシュレートは90Hzと一般的なデバイスに比べて高い数値を実現しており、するすると滑らかに動く映像を楽しむことができることも大きなメリットです。

他にも6シリーズ共通の機能が多彩に取り揃えられ、充実の保証で安心して使用できるGoogle Pixel6。
価格は機能に対して低設定で、公式サイトでは74,800円から販売されている上、分割ならひと月6,233円で利用することができます。
気になる上位機種Proとの違いを徹底比較

Google Pixel6シリーズには今機種の他に、同時に発売された上位機種Pixel6 Proがあります。基本性能はほとんど同じですがProにはさらに付随機能が多数あり、しかしそこには低レビューが目立つ点も。
2機種の相違点を下記表にてまとめました。
Google Pixel6 | Google Pixel6 Pro | |
---|---|---|
価格 | 74,800円~ | 116,600円~ |
カラー | ストーミーブラック ソータシーフォーム カインダコーラル | ストーミーブラック クラウディホワイト ソータサニー |
素材 | 合金フレーム(テクスチャ加工) | 合金フレーム(ポリッシュ仕上げ) |
サイズ 重量 | 158.6・74.8・8.9mm 207g | 163.9・75.9・8.9mm 210g |
OS | Android 12 | Android 12 |
背面カメラ | デュアル ・広角 5000万画素 ・超広角1200万画素 | トリプル ・広角 5000万画素 ・超広角1200万画素 ・望遠 4800万画素 |
前面カメラ | 広角800万画素 | 広角1110万画素 |
ディスプレイ | 有機EL フラット 6.4インチ1080×2400 | 有機EL エッジ 6.7インチ1440×3120 |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大120Hz |
チップ | Google Tensor | Google Tensor |
RAM ROM | 128GB 256GB | 128GM 256GB |
バッテリー容量 | 約4600mAh | 約5000mAah |
5G | Sub6対応 | Sub6・ミリ波対応 |
指紋 顔認証 | 〇 × | 〇 ×(※今後対応の可能性有) |
2機種で大きく異なるのは、カメラ性能とディスプレイの形状です。
確かにProの方がトリプルレンズで望遠にも強くなり優秀ですが、Pixel6もすでに高いカメラ性能を備えています。カメラ撮影に強いこだわりのあるユーザー以外は、このGoogle Pixel6でも十分満足できるはずです。
またディスプレイに関して、Proは湾曲したエッジディスプレイな事に対し、Pixel6では標準的なフラットディスプレイであることが違う点です。この形状の評価はPixel6の方が高く、使いやすいと人気があります。
購入は価格差と性能差のバランスを考えながら検討すると良いでしょう。
初のGoogle純正プロセッサ搭載

プロセッサ「Google Tensor」が搭載されたGoogle Pixel6。
これは発売元のGoogle社が初めて独自で開発を行った、いわば純正システムです。
処理能力、操作性に大きく携わっている部分で、これに伴い従来モデルよりも使用感が快適になりました。
今回ビジネスシーンなどで活躍しそうな文字起こしと翻訳機能の評価が高く、従来モデルでは非対応であった日本語も翻訳が可能になりました。それに加えてこのGoogle Tensorチップが入っていることでオフライン状態でも利用ができ、状況を選ばずに端末内でしてくれます。
指紋認証に対応しておりロック解除などを簡単に行えますが、ユーザーレビューでの評価は低くなってしまいました。理由として、認証までの時間がかかることとその精度の悪さが挙げられています。それを受けてアップデートが施されましたが、なおも使いづらいとの声が目立ちます。
しかしGoogleのレビューに対する対応の早さは素晴らしく、またOSアップデートは3年、セキュリティパッチは5年の保証が提供されています。
カメラ機能はProに劣るものの満足の仕上がり

Google Pixel6のカメラは非常に高性能で、レンズはデュアル式が採用されています。
広角レンズは5000万画素、超広角レンズは1200万画素で、さらに4K撮影にも対応しているため、綺麗な写真や動画を撮るには十分といえるでしょう。
このカメラが得意としているのが広範囲の撮影で、風景や集合写真を撮りたい時に離れずとも、レンズが引きの撮影を行ってくれます。
また上位モデルのようなペリスコープ望遠は搭載されていませんが、デジタルズーム2倍程度ならAI処理によって綺麗なまま楽しむことができます。最大7倍までズームが可能ですが、拡大しすぎてしまうと粗い仕上がりになってしまうので注意が必要でしょう。
またデメリットとして、本体に高負荷な4K撮影は発熱を引き起こした上に長時間すぎると強制終了が行われてしまいます。連続での4K撮影は約8分ほどなので、しっかりと発熱対策を行うか長時間利用は避けたほうがベターです。


その他のシリーズ共通機能として
- 消しゴムマジック(写真の不要な対象物を瞬時に消してくれることで話題)
- モーションモード(高精度な背景のぼかしや長時間露光を行う)
- リアルトーン(肌の色などを細密表現)
- Face Unblur(顔のブレをデュアルレンズが自動補正)
など多彩に取り揃えているGoogle Pixel6。
トータルのカメラ性能を考慮するとProが選ばれますが、同様に本機でも満足のいく仕上がりになるでしょう。
まとめ:Google Pixel6
高性能なデュアルカメラにLサイズ6.4インチの大画面、さらにGoogle純正プロセッサまで搭載している賢くて使えるGoogle Pixel6。
価格が同クラスの過去モデルPixel5と比べても性能の差は歴然で、ユーザーレビューも高い評価を得ています。
価格と反比例して性能が高いことから、コストパフォーマンスはかなり高い機種です。
同時発売のProに劣る部分はおおまかにカメラの質くらいで、深くこだわらないのであれば今機でも満足ができるでしょう。